ダイエットが続かないのは、意志が弱いから?
「今度こそダイエットを始めよう」
そう思って始めたものの、なかなか続かなかった経験はありませんか?
初日はやる気も十分。食事にも気をつけて、運動もして、「これなら続けられそう」と思う。
2日目も、まだ頑張れる。
ところが3日目になると、
「今日はいいかな。昨日頑張ったし」
なんて気持ちが出てくる。
4日目、5日目になると、
「今日は仕事が忙しかったから」
「ちょっと疲れているから」
と、できない理由が少しずつ増えていき、気づけばダイエットを始める前の生活に戻っている。
そして最後には、
「やっぱり自分は意志が弱いんだ」
と考えてしまう。
でも、本当に意志が弱いことが原因なのでしょうか?
もちろん、何かを続けるためには多少の意志も必要です。
ただ、ダイエットが続かない原因を「意志の強さ」だけで片付けてしまうと、同じことを繰り返してしまうかもしれません。
もしかすると、問題は「続けようとする気持ち」ではなく、最初に設定した目標にあるのかもしれません。
モチベーションが高いときに、高すぎる目標を設定していない?
ダイエットを始めるときは、モチベーションが高くなっています。
「今度こそ変わりたい」
「少しでも早く理想の身体に近づきたい」
そんな気持ちがあるからこそ、最初から頑張ろうとします。
「毎日30分運動する」
「お菓子は一切食べない」
「毎日きちんと食事を記録する」
など、今までの自分よりも高い目標を設定することもあるでしょう。
もちろん、モチベーションが高いときには、それらを実行できるかもしれません。
でも、そのモチベーションがずっと続くとは限りません。
仕事が忙しい日もあれば、疲れて何もしたくない日もあります。
何となくやる気が出ない日だってあるでしょう。
そんなとき、高いモチベーションの自分を基準に設定した目標は、急に高いハードルになってしまいます。
だからこそ、ダイエットの目標を考えるときは、「モチベーションが高い自分ならできること」ではなく、「モチベーションが低い日でもできること」を考えてみることが大切です。
毎日30分運動することを目標にするなら、まずは10分にしてみる。
毎日完璧に食事を管理するのが難しいなら、まずは一食だけ意識してみる。
最初から大きな変化を目指すのではなく、少し物足りないくらいから始めてみる。
そのくらいの目標でも、続けることができれば、少しずつ暮らしの中に定着していきます。
大切なのは、その日頑張ることより続けること
ダイエットをしていると、「今日はどれだけ頑張れたか」を気にしてしまいがちです。
食事をしっかり管理できた。
運動もできた。
間食もしなかった。
そんな日は、「今日は頑張れた」と達成感を感じることができます。
もちろん、頑張ることが悪いわけではありません。
モチベーションが高いときには、いつもより少し頑張ってみるのもいいと思います。
ただ、ダイエットを長く続けていくことを考えるなら、その日の頑張りだけを基準にする必要はありません。
なぜなら、モチベーションは毎日同じではないからです。
調子が良くて何でもできる日もあれば、仕事や予定で疲れている日、何となくやる気が出ない日もあります。
そんな日に、いつもと同じように頑張ろうとすると、それだけでダイエットが負担になってしまいます。
だからこそ大切にしたいのが、「今日はどれだけ頑張れたか」ではなく、「これからも続けられるか」という考え方です。
30分運動できた日だけを成功とするのではなく、10分でもできたなら十分。
食事を完璧に管理できなかった日があっても、次の食事からまた意識すればいい。
その日の結果だけを見れば、小さなことに感じるかもしれません。
でも、そうした小さな積み重ねが、少しずつ暮らしを変えていきます。
ダイエットで目指したいのは、毎日頑張れる自分を作ることではありません。
頑張れない日があっても、無理なく続けられる自分の暮らしを作ること。
そのためには、「頑張ること」よりも「続けられること」を大切にしてみることが必要なのだと思います。
毎日できなくても、続けることはできる
「続ける」という言葉を聞くと、毎日欠かさず取り組むことを想像するかもしれません。
でも、実際の生活では毎日できるとは限りません。
忙しい日もあります。
疲れて何もしたくない日もあります。
予定が入って、いつもの食事や運動ができない日もあります。
そんな日があるのは、決して特別なことではありません。
だから、「毎日できなかったから失敗」と考えなくてもいいのです。
1日できなかったとしても、次の日に戻ればいい。
2日空いてしまったとしても、また始めればいい。
大切なのは、一度できなかったことではなく、そのまま全部やめてしまわないことです。
ダイエットは、毎日100点を取り続けることではありません。
今日は100点。
明日は60点。
その次の日はできなくて0点。
そんな日があってもいい。
またできる日に戻ってくれば、それで十分です。
むしろ、「毎日やらなければ意味がない」と考えてしまうと、1日できなかっただけで「もう続かなかった」と感じてしまいます。
でも、本当はそうではありません。
できない日があっても、また再開すれば「続いている」のです。
だから私は、ダイエットを続けるうえで、「毎日できるか」よりも「やめないこと」を大切にしたいと思っています。
毎日できないのは、当たり前。
できない日があってもいい。
少し休んでもいい。
また始めればいい。
「やめなければ、それでいい」
そう考えてみると、ダイエットは少しだけ気楽なものになるのではないでしょうか。
頑張る日も、頑張れない日も続けられる暮らしへ
ここまで、「頑張ること」よりも「続けること」が大切だという話をしてきました。
でも、ここで誤解してほしくないのは、「頑張ってはいけない」ということではありません。
モチベーションが高い日には、いつもより頑張ってみてもいい。
運動を少し増やしてみてもいいし、食事をいつもより丁寧に考えてみてもいい。
頑張れるときに頑張ることは、決して悪いことではありません。
大切なのは、それを「毎日やらなければいけないこと」にしないことです。
モチベーションが高いときの自分を基準にしてしまうと、頑張れない日に「今日は何もできなかった」と感じてしまいます。
そして、それが何度も続けば、ダイエットそのものが負担になってしまう。
だからこそ、頑張れない日でもできるくらいの低いハードルを、最初から用意しておく。
「今日はこれだけでもやればいい」
そう思えるものがあれば、モチベーションが下がったときにも、完全にやめてしまわずに済みます。
そして、できない日があってもいい。
一度離れてしまってもいい。
大切なのは、また戻ってこられることです。
ダイエットを続けるために必要なのは、毎日高いモチベーションを保つことではありません。
モチベーションが高い日も、低い日も、その日の自分に合わせながら続けられること。
そのためには、ダイエットを「頑張るもの」として特別扱いするのではなく、少しずつ普段の暮らしに取り入れていくことが大切なのだと思います。
食事を整えることも、身体を動かすことも、毎日完璧にできなくていい。
できる日は少し頑張る。
できない日は無理をしない。
そして、またできる日に戻る。
そんなことを繰り返しているうちに、ダイエットのために頑張っているという感覚が少しずつ薄れていくのではないでしょうか。
目指したいのは、「ダイエットを続けられる人」になることだけではありません。
ダイエットを特別なものにせず、自然とやせるための行動が暮らしの中にある状態を作ること。
それが、やせる暮らしなのだと思います。
